書籍の概要紹介
靴は足の形など基本的な仕様に加えて、使用される状況に応じて身体機能が最大限に発揮されるよう材料、設計面などから様々な工夫がなされている。本書ではまず足に関する知識から、動きに応じて靴に求められる機能、運動の目的に適した靴の選び方までを、靴に込められた技術とともに科学的な側面からやさしく解説する。
(出典:https://www.amazon.co.jp/足と靴の科学-おもしろサイエンス-株-アシックス-スポーツ工学研究所/dp/4526070939)
スポーツシューズに限らず、普段履きのシューズなどの構造について細かく解説されています。
シューズの歴史から始まり、足の構造・役割、シューズの役割、シューズの選び方、足とシューズのトラブルまで、足とシューズに関する知識を網羅できます。
もともと素養のある方にとっては物足りないかもしれないですが、入門書としてはとても内容の濃いものになっています。
オススメの理由
自分がスポーツ店で働き始めるようになって、シューズの知識を付けていく上で一番役に立ったのがアシックスの勉強会でした。
シューズ作りの歴史があるメーカーなので、足・シューズ作りについて細かく教えていただいたことが今の自分の基礎になっています。
ナイキもアシックス(オニツカ)のシューズに憧れてはじまっていることもあるくらいですから、信頼できます。
そして、なぜここまでシューズの選び方についてこだわるかというと、その勉強会を通じて、
「歩ける状態を長くつづけることが、人生を送る上で大事」
ということを身に染みて感じるからです。
歩くことができる、自由に移動することができる、というのは、肉体的にも精神的にも大切です。
自分の入院した経験からもそう思いますし、自分の祖母は晩年まで畑仕事など活発に行っていましたが、腰の骨を骨折したことにより杖なしでは歩けなくなってしまい、そこからの衰えと、亡くなってしまうしまうまでの期間があっというだった、という経験からもそう思います。
普段あまり気にしないことかもしれませんが、シューズ選びの際にちょっと気をつけてあげるだけで、その先の人生が変わってくると思っています。
みなさんもぜひこの本も一読してみてください。
これからのシューズ選びの参考になること間違いないです。