ヤニス・アンテトクンポのアナザーシグニチャーシューズです。
レブロンにおけるウィットネス、カイリーにおけるフライトラップ、KDにおけるトレイのような、テイクダウンモデルに位置付けられています。
テイクダウンモデルは価格も安く、なおかつデザイン性が良いものも多いので手に取りたくなってしまいますが、機能的にはイマイチなものも少なくないので見極めて買う必要があります。
シューズ のスペック紹介
品 番 : CZ4099
ラスト : グローバルラスト
価 格:9,900 円(税込)
サイズ : 24.0 – 32.0 cm
重 量 : 310 g(26.0cm)
アッパー : エンジニアードメッシュ
アッパーの素材にエンジニアードメッシュを採用しているため、軽量かつ柔軟性に優れた作りになっています。
足を入れてみるとアッパーの柔らかさと軽さを実感できます。
ただ、グローバルラストのため前足部分は窮屈に感じます。
「軽くて柔らかい」アッパーですが、バスケットの動きに耐えられるほどの安定性があるかというとかなり微妙です。
テイクダウンモデルなのでそのあたりが十分ではない印象です。
ミッドソール(クッション材) : ファイロンミッドソール
かかと部分に重点的にファイロンが搭載されています。
ただ、エアクッションなどクッション材は未搭載のためクッション性能には不安が残ります。
普段履きで使う分には十分かもしれないけれども、バスケで履くには心許ないかもしれません。
アウトソール : ラバーソール
ヘリンボーンを主体とした意匠と。前後ろがつながっているフラットソール を採用しています。
アウトソールのパーツが分かれていて、なおかつ色も変えています…
が同じヘリンボーンパターンを採用しているのでパーツ分けしている意味は無さそうです。
デザイン性重視というところなのでしょうか。
シューズレビュー
かかとチェック
かかと部分にヒーツパーツはついておらず、芯も入っていないため柔らかいです。
クッション素材も付いているので肌触りは柔らかくて嫌な感じはしませんが、固定力はなさそうです。
かかとのフィット感はしっかりと履いた上で確認をしてほしいです。
前足部屈曲性チェック
前足部分の屈曲性はなく固めです。
硬いだけならよいですが、屈曲の場所が安定しておらず変な場所で曲がってしまうのが気になりました。
シューズの機能も気になりますし、耐久性も心配になりました。
学生層や、大人でもエントリー層にはなかなかオススメできるようなシューズではなさそうです。
シューズ総評
テイクダウンモデルということもあり、機能的にはあまり実用的ではなく、中高生や真剣にプレーしている人にはあまり勧められるようなシューズではないと思います。
価格が安くそれ相応の機能といったところでしょうか。
安いからとそれだけを理由に手を出してしまうのには気をつけましょう。