【現場のリアルな声 2026.4月5月】シューズが本当に売れない。

コラム
スポンサーリンク

小売の現場に立ち始めてかなり状況が変わり始めているのを感じます。

それを定点観測的に記録に残しておこうと思いました。

スポーツ小売店に関する現場のリアルな声です。

今感じている変化を箇条書きにしていきます。

稚拙な文章ですが、お手柔らかにお願いします。

スポンサーリンク

通信販売が本格的に根付いてきた

通信販売が本格的に広がって、多くの方が普通に使うようになってきたということです。

通販の出始めの頃は正直それほど売上が落ちるということはありませんでした。

シューズを買う際は、実際に足を測ったり、試し履きをしてみたり、インソールやシューレースなど付属品を検討したりと、リアルの現場でないといけないことが多かったからです。

NIKE.com が 使用後でも返品可能 を謳っているころは、「これを続けられたらやばい」と思いましたが、案の定そんなものが長続きするわけもなくその制度はなくなりました。

しかし今度は違った問題がでてきました。

ネットで商品を買うために店頭でサイズのみをチェックするお客様がかなり増えてきたのです。

ちょっと前からそういうお客様はいましたが、少し遠慮がちというか店員に気づかれないような態度でサイズのみをチェックしていました。

ところが、最近は違います。

「ネットで買うのでサイズだけ、履き心地だけ確認しに来ました!!」

と堂々と宣言をする人が圧倒的に多くなってきたのです。

若い人だけなら新しい価値観としてそうなってしまうのもわかるのですが、30代・40代の親世代もそうなってしまっている人が多いのがつらいところです。

そういう人が多くなってしまうと、店舗を構えている側からすると手間だけがかかってしまうのでかなり面倒です。

「ほしいシューズを揃えられていない店舗が悪い」という声が聞こえてきそうですが、なかなかそうはできない事情もあります。

それは後述しようと思います。

ただ、これが続いていくとバスケショップに限らず、実店舗を続けていくことが難しくなりますし、現実問題減ってしまっています。

 

スポンサーリンク

日本の人口減 ・ 部活の地域移行

スポーツショップに限らないかもしれませんが、日本の人口減少傾向にあるもの徐々に影響が大きくなっていると感じます。

そもそも母数としての子供が減っていて、競技人口も減ってしまっています。

2005年以降は毎年60万人以上競技登録をしていましたが、2019年以降は60万人を割ってしまっています。
(参考:日本バスケットボール協会  チーム加盟数・競技者登録数

それに輪をかけて、部活の地域クラブ移行が競技人口減少に拍車をかけています。

もちろん今までは学校の先生に対して過剰に負担を敷いてきてしまっていたので、そこは改善していく必要があると思います。

ただ、それによって確実に競技人口は減っていきます。

学校で部活があればなんとなく入っていた層がまるまるやらなくなってしまうからです。

学校に部活があれば、自分で使う用品意外の費用は特にかかりませんが、クラブに入ってバスケをするとなると毎月月謝を払わなくてはいけません。

それまでの先生への負担を考えるとそれくらい月謝を払うのは当たり前なのですが、それを払うくらいならやらせないという価値観の親も多くいるのも実態です。

日本が「稼げない国」になりつつあると言われますが、それと合わせて人口減が大きく影響していると感じます。

 

スポンサーリンク

在庫を持たず、効率化が求められるメーカー

通販で買う客が増えているということから、メーカーの考えも変わってきています。

通販がそれほどない頃は、メーカーはいわゆる「小売業」と言われる業態のお店に販売を委託するような状況で販売をしてきました。

しかし、このやり方では在庫が過剰になってしまい、ブランド価値が既存してしまうという問題がありました。

そんな中、通販が市場に根付いてきました。そうすると各メーカーは通販に力を入れ始めます。

小売業のお店に販売を委託する(商品を卸して販売をしてもらう)よりも、メーカー直通販で販売ができた方が利益率が良いからです。

さらには在庫を過剰に供給することもなくなるからです。

それが顕著なのがナイキです。

アメリカでの例ですが、商品を卸していた業者を切って直営やECサイトへの販売にシフトしていきました。

今まで商品を卸していたような量販店での販売をなくしたり、販路を極端に少なくしていったのです。

日本でもそこまで極端ではないにしろ、小売店では扱える商品が少なかったり、人気選手が履いているモデルのシューズはナイキの直営店でのみしか扱えなかったり、というようになっていきました。

それによってナイキの利益率は改善したものの、トータルの売り上げを落とす結果となり、そのやり方を見直す段階にきています。

ただ、大枠な流れは変わらず、日本のメーカーであるアシックスもそうです。

数量はかなり絞られるようになったものの、商品をスポーツ店へは卸し続けています。

ただ、「スポーツ店」を名乗ってはいるものの、通信販売でのみしか販売をしていないショップとのやりとりは最小限になっていると聞きます。

しっかりと接客にて商品の良さを説明できるお店を中心に商品の卸しを続けているということです。

商品を卸して販売すると利益が下がると書きましたが、一応メーカー側にもメリットがあります。

卸した商品は買取が基本だからです。

商品を卸してしまえばメーカーの在庫のリスクはゼロです。

かつては販売時期が過ぎたら返品をとってくれるメーカーもありましたが、今はよっぽどのことがない限り返品はありません。

それはグローバル化に伴い、効率的な経営が求められているからです。

上記しましたが、昔はゲルフープをはじめとする人気のシューズはじゃぶじゃぶ在庫がありました。

それによって買おうと思えばどこでも買うことができました。

一方そのせいで値崩れを起こしてしまっているのが定常化していました。

それを改善するためにアシックスが持つ在庫数を一気に減らしました。

それによってアシックスの経営状況は改善されましたが、小売店で販売できる数量が減ってしまい在庫欠品が目立つようになりました。

必要だけど在庫効率の悪いもの、そういったものがどんどん廃止されてしまっています。

(厳密みは下請け会社の方へ押し付ける形になっています)

そういうところからアシックスの経営状況は改善しているものの、流通量の減少からエンドユーザーの手には渡りづらいという状況が生まれてしまっています。

現状はそれほど影響が見えにくいかもしれませんが、そういう状況が今度どのように影響していくのかは興味深く見届けようと思っています。

 

スポンサーリンク

まとめ

はじめの投稿だったのでザッとまとめて書いてしまいましたが、これが一気に起こったというよりも数年・数十年かけて徐々に変化してきたという印象です。

今回は長くなってしまったので省きましたが、次回はメーカーの動向なども書いていこうと思います。

思いつきで書いているので乱文ですみません。

できる限り続けていこうと思います。

タイトルとURLをコピーしました