シューズの概要紹介
ラッセル・ウェストブルックの武器はスピード。ジョーダン Why Not .5は、改良されたクッショニング、データを活用したトラクション、足全体のフィット感を高める構造がラッセルの足を包み込み、動きをコントロールします。トレイルランニングシューズの耐久性に優れた実用的なスタイルに、「Why Not?」の心髄である、あえて調和を乱したカラーと素材を組み合わせています。このPFバージョンでは、耐久性に優れたアウトソールを使用しています。
(NIKE公式サイト)
前作「Why Not? Zer0.4 PF」のレビューはこちら。
ラッセル・ウェストブルックとは
Embed from Getty Images1988年生まれでカリフォルニア州出身のバスケットボールプレイヤー。名門のカリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)へ進学し、後にNBAへと進むケビン・ラブらと共に活躍。2008年にアーリーエントリーし、オクラホマシティ・サンダーでNBAプレイヤーとなっています。
ラッセル・ウェストブルックのプレースタイルとは?
(2021年現在)シーズンの得点王を2度獲得するなど、持ち前の運動能力を駆使し得点を量産するタイプのポイントガード。自分で得点するだけではなく、引きつけてパスを出すこともでき、シーズン平均でトリプルダブルを達成したこともあるほどの成績を残したこともあるプレーヤーです。
一方で、フリースロー、3ポイントなどアウトサイドシュートはそれほど得意としていません。
そんなウェストブルックの足元を支えるシューズのスペックを見ていきましょう。
シューズ のスペック紹介
品 番 : DC3638
ラスト : PFラスト(アジアラスト)
価 格:16,500 円(税込)
サイズ : 23.5 – 32.0 cm
重 量 : 360 g(26.0cm)
アッパー : ウェビングフィットシステム
アッパーの素材には通気性があり耐久性にも優れているトランスルーセントの素材を使用しています。そのため、足を入れてみてもアッパーの柔らかさを感じます。
シューレースホールにはループが設置されておりつま先部分から、かかと部分までしっかりとアッパーと連動していることでヒモを締めた際のフィット感が良くなっています。
アッパーの素材と、このフィット感を産むウェビングフィットシステムが前作との大きく違う部分となっています。
かかと部分はインナー構造にもなっているため、 そこでも履いた際のフィット感が良くなるようになっています。
ミッドソール(クッション材) : 前足部Air Zoom ユニット
前足部にズームエアユニットが搭載されており、踏み込んだ際の反発性が最大限出る構造になっています。
どっしりと構えるプレーヤーではなく、よく走るプレーヤー(かかとをつかず前足部をよく使うプレーヤー)に向いていると言えます。
ミッドソールの中央部(土踏まず下部分)には、シューズのねじれを防止するパーツが付いているので思い切り踏み込んでもバランスが崩れず、安定したプレーができるようになっています。
アウトソール : XDR アウトソール
前部分と後部分が離れているセパレートタイプを採用しているので、その点でシューズの軽量化につながっています。
アウトソールは点状が連なっているような意匠になっており、こういうパターンはランニングや陸上のシューズに使われていることが多いです。
実際にこのシューズはトレイルランニングのシューズを参考に作られているようです。
シューズレビュー
かかとチェック
シューズの履いた時のフィット感は申し分ないですが、かかと自体はそこまで硬く作られていません。
前足部屈曲性チェック
前足部にズームエアが搭載されていることもあってか、前足部の屈曲性は硬めです。
この部分がしっかりと踏み込めるか確認が必要です。
試し履きチェック
実際に履いてみました。
上記したように前作に比べるとフィット感はすごく良くなっています。
フィット感を良くするためのインナー構造のため、履く時の足が入れにくくなっていますが、入れてしまえばフィット感の良さを感じられると思います。
アッパーは軽い素材になっているので、フィット感も相まってシューズ自体はすごく軽いです。
ただ、その分左右のステップを踏んだ時に若干足を持っていかれる感じはしました。
プレースタイルとしては、左右に揺さぶって相手を抜き去っていくようなプレーヤーではなく、一瞬のスピードで抜き去っていくような、それこそウェストブルックのようなプレーヤに向いていると思います。
前足部のエアズームやアウトソールもそういった前後のスピードを出す際により効果を発揮してくれると思います。
左右の動きより、とにかく前へ走るようなプレーヤーにオススメです。
ぜひシューズ選びの参考にしてください。