アシックスのバッシュの中で、プレーヤーのジャンプをサポートするために作られたバウンスモデルのシューズが「ノヴァサージ」です。
そのノヴァサージがローカットになって登場です。
ノヴァサージ2 のレビューはコチラ
シューズの概要紹介
ミッドソールは前作よりも厚みを増すと同時に、素材を全面FLYTEFOAM Propelへと変更.より高く跳ぶためのサポートと,フィジカルプレーヤーが求める衝撃緩衝性を追求.
踏みつけ部外側に樹脂製のサポートパーツを配置することでフィジカルにすぐれたプレーヤーの激しいプレーをサポート.(アシックス公式サイト)
新作バスケットボールシューズ
— ASICS Japan (@ASICS_JP) January 12, 2023
◤NOVA SURGE LOW◢
1/26 Debut!#ASICSBasketball#増田啓介 @k_fdo122 pic.twitter.com/323itdKByI
シューズ のスペック紹介
品 番 : 1173A029
ラスト : レギュラーラスト
価 格: 17,050 円(税込)
サイズ : 24.0 – 32.0 cm
重 量 : 370 g(26.0cm)
アッパー : 人工皮革 アッパー
ノヴァサージ2ではメッシュの合成繊維が使われていましたが、今回のローでは比較的しっかりとした人工皮革が使われています。
ローカットで可動域が広がることによって切り返しなどの細かい動作が多くなると予想されます。
アッパーが柔らかすぎると力に負けて足が滑って動いてしまうので、そういった動きに負けないようにするためにメッシュではなく、人工皮革が使われているのだと思います。
アンプレアルスもミドルカットはメッシュアッパーですが、ローカットはしっかりとした合成皮革が使われていますので同じような理由だと思います。
ノヴァサージローの人工皮革は比較的柔らかく、足をいれても窮屈さがないので履きやすさはあると思います。
ミッドソール(クッション材) : FLYTEFOAM Propal
ミッドソールには全面にフライトフォームプロパルが搭載されています。
フライトフォームプロパルはアシックス独自の素材で、軽量性がありかつ反発力もミッドソールになっています。
反発力があるといってもナイキのエアのような跳ねる感じではなく、程よく弾力があるといった印象です。
かかとがラウンドしていることで、かかとの踏み込みからつま先で蹴り出してジャンプするまでがスムーズに行えるようになっています。
クッション材だけではなく、シューズ自体がジャンプをサポートする構造になっていることで、より高さを求めるプレーヤーの要求に答えられるシューズになっていると思います。
アウトソール : N.C.ラバー
アウトソールの素材はグリップ力に定評のあるエヌ・シー ラバーです。
前足部分には屈曲溝があり、これがあることで蹴り出しがよりしやすくなっています。
意匠はグリップさせたい場所によって、縦の溝・横の溝の向きが変えられています。
前から後ろまでひと繋がりになったフラットソールになっているので、そこで安定性も担保されています。
シューズレビュー
かかとチェック
ヒールパーツはついていませんが、芯がはいっているのでしっかりとかかと部分は硬くなっています。
かかと内側のスポンジも厚めに設計されているのでかかとのフィット感もかなり良くなっています。
ローカットですが、かかとが抜けてしまうような感覚は一切ありませんでした。
前足部屈曲性チェック
前足部の屈曲性はそこまでありませんが、前足部の反り返りが体重移動をサポートしてくれるので、蹴り出しはスムーズに行えます。
試し履きチェック
上記しましたが、人工皮革が柔らかめになっていることと前足部もレギュラーラストなので普通に履きやすいです。実寸+0.5〜1.0cmで十分に履けます。
かかと部分のフィット感も良く、全体の履き心地はかなり良い方のシューズになると思います。
ただ、個人的にはつま先あがりのシューズがそこまで好みではないので、その点は各々が履いてみて感じて欲しいです。
シューズ総評
アシックスに今までなかったバウンス(反発・衝撃吸収)モデルのシューズとして発売されたミドルカットのノバサージですが、今まではそこまで人気が出ていないように思っています。
クッション性は良いものの、重さもあり履きにくい印象がありました。
ただ、今回のノバサージローはローカットになることでその重量の問題も解消されかなり履きやすくなった印象があります。
アシックスのローカットシューズというとグライドノヴァの人気が高いですが、クッション性の無さで敬遠する方も少なくありませんでした。
その点、ノバサージローはクッション性も良くグライドノヴァとはまた一線を画したシューズになっていると思います。
ジャンプのしやすさや機動力を出すためにつま先上がりになっている点は、履く人によって評価が分かれる部分かと思いますが、ハードに動き回りたいという人には適したシューズなのかもしれません。
気になった方はぜひお試しください。
みなさんのシューズ選びの参考になれば幸いです。