バスケのソックスはなぜ厚手?

シューズ選びの基本
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以前同じようなことを書いたけども、改めて考えてみた。

バスケットボールのプレイヤーならこう思っている人も多いはず。

「厚手のソックスを履かなければいけない」

日々接客をしていても、そういう声は多いし、実際に店舗で販売している商品もそういうものが多い。

人によっては、「厚ければ厚いほうが」というように考えている人もいる。

なぜ厚手のソックスを履かなければいけないのか?

一般的には「足に負担がかかるので、厚いクッションの効いたソックスが良いのはず」と考えている人が多いと思う。

では、足に負担のかかるスポーツはバスケットボールだけだろうか?

例えば、陸上。

トラック競技やマラソンなど足を酷使する競技が多い。

しかし、マラソンなどでは薄手のソックスが推奨されている場合が多い。


トラック競技に関しては、ソックスを履いていない場合も散見される。

シューズに関しても、バスケット用はクッション性がしっかりしているのに対して、マラソン用(競技レベルで違いはあるものの)、ペラペラなシューズを使用している。

「バスケットはジャンプもするから」という意見もあるかもしれない。

確かにジャンプはする。上下動作での衝撃もあるだろう。

だけども、実際のバスケットボールを見てみてほしい。

ポジションによって違いはあるものの、ボールを運ぶようなプレイヤーはそこまでジャンプをする機会はない。

バレーボールのように思いっきり上へ飛ぶようなことはそんなにない。

圧倒的に普通に走ることのほうが多い。

そう考えると、無理に厚手のソックスを履かないほうが良いのではないかと思えてくる。

ソックスは薄手でも、シューズにはしっかりクッション性(衝撃吸収性・反発性)が担保されている。

最近はフィット感の良いシューズも出てきているが、厚手のソックスを履いているが故に、「キツイからサイズをあげる」というようなことも出てくる。

そうなると本末転倒だ。

薄手のソックスを履けば、よりシューズにフィット感がでて、蹴り出す力は伝わりやすくなるのではないかと思う。

厚さとは別で、アーチサポートなど機能がついているソックスもバスケット用には多い。

でもそれはランニング用のソックスにもついていることがあるのでそれで十分ではないか?

強いて言えば、厚いほう耐久性はあるのかもしれない。

ただ、マラソン用のソックスだってあれだけ走るのだから、耐久性がないわけではないだろう。

こう考えてみると、それほど厚手のソックスに利点がないように思う。

「厚手のソックスじゃないといけない」

そんな固定観念を一度捨てて見て、薄手のソックスも試して見てほしい。

それでもやっぱり「厚手が良い」のであれば、それはそれでよいと思う。

ただ、それを変えてあげるだけでシューズのフィット感が上がったり、プレーも変わるかもしれない。

一度試していただきたい。

 

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