今までアシックスを支えてきたと言っても過言ではない、ゲルバーストシリーズの新作が発売となります。
今回のモデルは中国との共同開発で、中国市場・アジア市場での発売も視野に入れた肝煎の1足となっています。
今回はデフォルトでローカット仕様となっており、このほかにも変更点がいくつかあります。
それではシューズの特徴をそれぞれ見ていきましょう。
前作のレビューはコチラ
シューズの概要紹介
中足部から前足部へ伸びるトラスティックが、ダッシュ時に反発性を発揮し、鋭い加速をサポート。かかと部には樹脂製ヒールカウンターを配置し、優れたホールド性で、スピードに乗ったプレー中のかかと部のブレを抑制します。(アシックス 公式サイト)
シューズ のスペック紹介
品 番 : 1063A123.250
ラスト : レギュラーラスト(捨て寸 1.0cm)
価 格: 18,150 円(税込)
サイズ : 23.5 – 31.0 cm
重 量 : 390 g(27.0cm)
アッパー : 合成樹脂・人工皮革・合成繊維

アッパーは合成繊維のメッシュの上に、合成皮革を重ねた設計になっています。
前作のアッパーよりも気持ち柔軟性のあるような素材になっています。
何よりの変更点としては、シューレースの位置が内側へと曲がっている点です。

シューレースが内側に曲がっていることで、不必要に前足部を締め付けることがなく全体のフィット感を向上させています。
特に小指側にアッパーが引っ張らにくいので、小指が気になることが多い、というような人には合うかもしれません。
また、前作「ゲルバースト28」と比べると約30gほど重くなっています。
ただ、フィット感が向上しているので重くなっているのはほとんど感じないほどの履き心地となっています。

かかと部分にループも搭載されています。
ここに指をかけて足入れをすることができるので、これによって足入れのしやすさも格段によくなっています。
履き口のかかと部分にクッションが設置されているので、アキレス腱側が擦れないように保護してくれるのと、かかとの抜けも防止してくれます。
ローカットの中でもかなりフィット感の良いシューズに仕上がっていると思います。
ミッドソール(クッション材) : FLYTEFOAM Propel

ミッドソールにはフライトフォームプロペルを採用しています。
ミッドソールは前作と変更なし。
フライトフォームは軽量で反発性重視の素材なので、しっかりと蹴り出すことでその反発性を得られます。
ゲルバーストの特徴として、中足部から前足部にのびるトラスティックがあげられます。
これにより、地面をしっかり踏み込むことによって反発性を得ることができます。
さらにこのトラスティックがねじれ防止の機能もあるため、安定感の向上に貢献しています。
またヒールパーツは前作よりも強度の高いものがついており、これによりかかとの安定感もアップしています。
アウトソール : N.Cラバー ※国内モデルのみ

アウトソール 部分はグリップ力に定評のあるエヌ・シーラバーが搭載されています。
ミッドソール同様、前作からの変更点はありません。
前後左右どの方向へも十分なグリップを発揮してくれます。
今回のモデルは中国との共同制作となっており、中国市場も見据えたモデルとなっています。
中国は外のコートでプレーすることが多いことから、中国で発売されるモデルは外のコートにも対応しているラバーに変更されています。
前作からの変更点
・足首部分のカットがローカット仕様
・かかと部分にアキレス腱保護のクッションと、足入れのためのループを設置
シューズレビュー
かかとチェック

かかと部分は前作よりも固めのヒールパーツがついているので、安定感の向上が見込めます。
足を入れた際にかかとの窮屈感もなく、履き心地へは影響がほとんどありません。
前足部屈曲性チェック
柔らかすぎることはなく、適度な硬さのある屈曲感です。
トラスティックのプレートが前まで伸びているので、この硬さはしょうがない部分ではあります。
この硬さをしっかりと踏み込めるかを試しばきでしっかり確認をしてください。
試し履きチェック

試し履きをしてみました。
サイズは実寸+1.0cmで十分に履くことができます。
履き心地は前作よりもさらにフィット感が良くなっているように思います。
シューレースが内側に曲がっていることから、小指方向の締め付けが緩やかです。
前作は足が少しむくんでいる時に小指側が気になることもあったのですが、今作はこれがありません。
またシューズの高さはローカットですが、足首周りが窮屈に締め付けられることはなく、かかとのあたりもピッタリで不快感はありません。
足を入れるためのループも良い役割をしていて、足入れもしやすくなっています。
ミッドソール・クッションの厚さは及第点。
もっと衝撃吸収性(クッション性)が欲しい、反発性が欲しいという方はインソールを入れることでその悩みは解消されると思います。
もともと全体のバランスが良いシューズなので、そのあたりの調整はしやすくなっていると思います。
気になった点を強いていうのであれば、今回のカラーでしょうか?
今までは学生が履くことが多かったので、一番はじめはホワイトアッパーがほとんどだったのですが、今回はかなり攻めたカラーリングになっています。
中学校の部活のクラブチーム化が進んでおり、いままでの指導者のような「白シューズじゃないとダメ」というようなことは減ってきていると思いますが、まだまだホワイトアッパーの人気はあります。
そういう意味では、少子化によって減ってきている学生を切り捨てて、もっと上の層をターゲットにしているのかもしれません。
繰り返しますが、今作は中国との共同開発ということなので、より市場の大きい中国の意向が反映されているのかもしれません。
個人的にはあまり好きなカラーリングではないため、次のカラーに期待をしています。
こんなプレイヤーにオススメ
○ 上達を目指す学生プレーヤー
ミニバスや中学生プレーヤーは軽量系のシューズを選んでいる場合が多いと思います。
軽量系のシューズを履くことは悪いことではないですが、どうしてもクッション性や反発性が不足する傾向があります。
そういったプレーヤーがよりパフォーマンスを出すためにゲルバーストに履き替えるのは良い選択だと思います。
○ クイックネスを 生かしたいプレーヤー
アシックスのシューズはグリップに定評があります。さらに軽量系以上の安定感もあります。
しっかりと踏み込んでスピードを生かしたいプレーヤーに最適だと思います。
○ バランスの良いシューズを求める一般プレーヤー
ゲルバーストは全体のバランスが良いシューズなので、草バスケを楽しみたい一般プレーヤーに向いていると思います。
ゴリゴリに強度の高いバスケをするわけでなく、しっかりと足を守りながらバスケをプレーしたい方にはぜひ履いてもらいたい1足です。
長所・短所
長所(メリット)
・全体のバランスが良い
何かの機能(メリット)を求めると、どこかデメリットが出てしまうのがバッシュの性ですが、
このシューズは本当に全体のバランスが良いです。
シューズ選びを間違えたくない、という方はぜひ選んで欲しいシューズです。
短所(デメリット)
・特徴がない
全体のバランスが良い故に、尖った性能がないというのがデメリットとして言えるかもしれません
・日本では人気がかなり下火
アシックスのシューズの中では良くも悪くも「特徴がない」シューズとなってしまっているので、日本では発売はかなり下火になっています。
一方で、中国などアジアでの人気は高く、中国や台湾のみのカラー(日本は未発売)というのも大きくなっています。
今年のモデルは中国との共同開発というのもその理由からです。
Q & A
Q. どんなプレーヤーにおすすめなのか?
➡️ 本当にどんなプレーヤーにもオススメです。
初心者のミニバスプレーヤーは避けた方が良いかもしれませんが、それ以外のプレーヤーであれば比較的履きこなしやすいシューズだと思います。
一般の方でこれから始めるという方にもぜひ履いてもらいたいです。
シューズ総評
いかがでしたでしょうか?
自分はかなり履きやすいシューズと思っているのですが、日本での人気があまりないため発売数が落ちてきてしまっているのがゲルバーストです。
どうしても「軽量性」や「クッション性」など尖った性能を持ったシューズに目が行きがちですが、このシューズのようにバランスの良さにももう一度目を向けてみて欲しいなと思っています。
ぜひお試しください。
みなさんのシューズ選びの参考になれば幸いです。

