「捨て寸」(すてすん)という言葉があるのはご存知でしょうか?
捨て寸とは?
シューズを履いた時につま先とシューズの先にできる隙間のことです。
多くのシューズはもともとこの隙間を計算して作られています。
バスケットシューズも例外ではありません。
実際に測ってみると
まずは asics のシューズをピックアップ。
(HOOP と BURST を測ってみましたが、どちらも同じでした)
25.5cm のシューズのインソールですが、26.5〜27.0cm くらいの大きさがあります。
シューズのサイズよりも 1.0cm ほど大きく作られています。
つづいては NIKE の HYPER DUNK X LOW EP モデル。
こちらは 26.5cm のシューズ。インソールは 27.0cm。
NIKE のシューズの場合は 0.5cm ほど捨て寸が計算されています。
「ナイキのシューズは小さめ」と思っている方が多くいると思いますが、それは捨て寸の差なのかもしれません。
サイズ選びをどうするべきか?
「足の実寸に対して、0.5〜1.0cm 大きめのシューズを選ぶ」という人は多いと思いますし、自分たちも接客する際はそうお伝えしています。
実寸が26.0cm の人には、26.5cm か 27.0cm をオススメしています。
しかし、実際のところ 26.0cm でも捨て寸を考慮すれば 27.0cm ほどの大きさがあるので、
足の実寸が 26.0cm の人は「26.0cm」のシューズを履くべきなのです。
ただこれはあくまでも理屈の話。
一番は「実際に足を入れること」。
足の長さだけが合うシューズを図る目安ではありません。
知識として「捨て寸」という言葉・シューズの作りを頭にいれておいておければと思います。
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