ユーロバスケット開幕、NBA開幕を控えて注目の集まるこの時期にヤニス・アンテトクンポが着用するシグニチャーシューズ「ZOOM FREAK」の最新作が日本で発売されました。
日本でも着用する選手が多く、人気の高いシューズです。
フリークシリーズなナイキのロゴが反転されているのも特徴のひとつですね。
今回紹介する「ズームフリーク4」は発売前から注目されており、話題のシューズでした。
それではシューズを紹介していきます。
シューズの概要紹介
第4クォーター、あるいはその先まで相手チームを追い続けるスタミナとスキルを持つ、終わりのない嵐のようなヤニス。 彼の最新のシグネチャーシューズは、先進的なデザインで、動きに合わせて軽いフィット感を提供し、コートを走り回るプレーヤーをサポート。 攻撃でも守備でもすばやく方向転換でき、ゴールに向かってユーロステップをする際に左右の安定性と多方向へのトラクションを発揮します。 この特別なカラーは、立ち止まりながらも素晴らしい選手に成長したヤニスと初めからヤニスを支え続けてきた人々を称えています。(NIKE公式サイト)
ヤニス・アンテトクンポとは?
ナイジェリアからの移民でギリシャ出身のバスケットボールプレーヤーです。
211cmの長身と合わせてウィングスパンも長く攻守で高い成績を残しており、NBAでも代表する2WAYプレーヤー。
オフェンスではドライブを得意とするスラッシャータイプで、クイックネスにも優れておりユーロステップからの強烈なダンクはよく見る光景です。
ハンドリングも優れておりポイントフォワードとしてプレーできる一方で、ミドルレンジ〜3ポイントシュートの精度は悪く課題の残るところ。
そんなアンテトクンポの足元を支えるシューズのスペックを見ていきましょう。
シューズ のスペック紹介
品 番 : DJ6149 / DO9680
ラスト : グローバルラスト
価 格:14,850 円(税込)
サイズ : 24.5 – 32.0 cm
重 量 : 335 g(26.0cm)
アッパー : 合成繊維 メッシュアッパー
前作は搭載されていたストラップは外されて、シンプルな見た目になっています。
フリーク1を思い出すような雰囲気もありますね。
アッパーの素材は合成繊維のメッシュが2層構造になっています。
ストラップがなくなったことで履きやすさを感じる一方で、安定感の面で心許なさを感じる方もいるかと思います。
足全体をしっかりとホールドしている感覚を求めているかたには合わないかもしれません。
ミッドソール(クッション材) : 前足部 Zoom Air クッショニング
前足部分に2層のエアズームクッションが搭載されています。
走る際、前足部分に体重をかけて蹴り出す際にこんエアズームが反発力を提供してくれます。
このエアズーム自体に少し傾斜が付けられており、後ろから前への体重移動がしやすく、足が自然と前へ出るような工夫もされています。
アウトソール : ラバーアウトソール
アウトソールの意匠はかなり複雑なパターンとなっていますが、これはコンピューターによって最適化されたパターンで、あらゆる方向へのグリップを可能にしています。
また前作と比べて、前足部分の設置面が広くなっているため履いてみると地面をしっかりと捉えているような安定感を感じると思います。
一方で、アッパーは比較的やわらかいメッシュ素材でできておりストラップもなくなったことから、アッパーでの足のホールド感は弱くなっている印象です。
シューズの形に足が合っていないと「シューズの中で足がズレてしまう」というお声もいただいています。
シューズレビュー
かかとチェック
ヒールパーツはついておらず、かかと部分に内側に芯は入っています。
それだけなので、それほどかかと部分で支えられている感じはありません。
かかと部分のフィット感が良いだけに、もう少し安定感が合っても良いのかなと感じています。
前足部屈曲性チェック
前足部にエアーが入っていることもあって、前足部の屈曲性はなく固めです。
エアーの反発性に負けず、しっかりと蹴って走れる脚力がないと硬いだけのシューズになってしまうので注意をしてください。
試し履きチェック
アッパーが柔らかくなったこと、ストラップがなくなったころ、幅が若干広くなったことで、履きやすさはかなり出ているかなと思います。
一方で、フリークの特徴であった強度は弱まっている印象があります。
ナイキのシグニチャーシューズ(選手モデルシューズ)の中でも強度の強い(しっかりしているタイプの)シューズだったのですが、今回のモデルはPGに近いくらいまで軽量化されています。
良くも悪くも今までのフリークとは違ったシューズになっているかなと思います。
比較的流通量お多く手に入れやすいシューズだと思うので気になる方は試してみても良いのかなと思います。
みなさんのシューズ選びの参考になれば幸いです。
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