シューズの概要紹介
ナイキ エア ズーム G.T.カットは、スキルを駆使して自分や味方をノーマークにさせる「スペースメーカー」と呼ばれるプレーヤーの武器です。この軽量で地面との一体感のあるシューズは、地面との接触を最小限に抑えるデザインで、抜群のコントロールと横方向の安定した動きを実現。さらに、放物線状のAir Zoom Strobelの上に積み重ねたフルレングスのReactドロップインソールと、ヒールに内蔵されたAir Zoomユニットが、反発性のある履き心地を提供します。 (NIKE公式サイト)
G.T.シリーズとは?
G.T.シリーズ、より多くのスキルが求められる次世代に向けて作られた、新しいシリーズのバスケットボールシューズです。
G.Tとは「Greater Than(より強く)」という考えをベースに、バスケの基本的な動きである「切り返し(cut)」、「ダッシュ(run)」、「ジャンプ(jump)」の発売が予定されています。
今回はその中から、「AIR ZOOM G.T.CUT」をご紹介します。
G.T.CUT とは?
体の大きさよりもスピードやスキルが重要視される時代で、その中でスペースを生み出すことができればプレーを優位にすすめることができます。
敵を引き離して、スペースを作ることに特化したシューズがこの「G.T.CUT」です。
レディスプレイヤーにも意見を聞いて作られているようで、あらゆるプレーヤーのニーズに応えてくれるシューズになっているようです。
履き心地に加え反発力を生み出すために、ReactのインソールにZOOMストロベルという構造になっています。
シューズのスペックに関しては後ほど書いていきます。
シューズ のスペック紹介
品 番 : CZ0175
ラスト : グローバルラスト
価 格:20,900 円(税込)
サイズ : 22.5 – 34 cm
重 量 : 450 g(26.0cm)
アッパー : レイヤードメッシュ
全体的に柔らかい素材が使われており、メッシュ素材が重ねて使用されているため履き心地が良くなるように使われています。
レイヤード(2重かさね)になっているため、固定感も出るような作りになっています。
【足入れの印象】
まず、グローバルラストなので幅は狭めです。アッパーにメッシュが使われていますが、割としっかりとした構造になっているせいか他のシューズよりも狭く感じます。
足が合えば包まれているような履き心地はあると思いますので、試し履きは必須だと思います。
ミッドソール(クッション材) : ZOOMストロベル
クッション素材としてはフルレングスのエアズームストロベルを搭載しています。
ミッドソールは薄いですが、リアクトフォームを採用した厚めのインソール が採用しています。
【足入れの印象】
インソール厚いタイプのシューズはコービー8以来で久しぶりでした。
ミッドソールにフライトフォームが使われているシューズとはまた違い、足を包み込んでくれるような柔らかさがあります。
かかと部分も含めてクッション性は申し分ない気がします。
かかと部分も割としっかりとしていて、かかとのホールド感、フィット感も感じました。
アウトソール : ラバー素材
このシューズのコンセプトとして「スペースを作る」ということで、地面をしっかりと蹴られるようにフラットソールの構造になっています。
さらにグリップがしっかりと効くように、地面と接地する面が少ない意匠になっています。
【足入れの印象】
意匠の影響もあってしっかりとグリップが効くような印象はあります。
ただ、表面積が少なくなっているので耐久性というか(すぐソールが削れてしまって)長持ちするのかは不安が残ります。
ゴム自体は硬いので、前足部の屈曲性はあまりありません。かなり硬く感じました。
アッパーからインソールを含めたミッドソールはそれほど重さを感じませんが、アウトソールにかなり重さを感じます。それが全体の重さにつながってしまっていると思います。
その点は不安要素でしょうか?
シューズレビュー
かかとチェック
がっちりとしたヒールパーツはついていませんが、割としっかり作られています。
前足部屈曲性チェック
前足部はガチガチです。力のないプレーヤーはしっかりと地面を蹴られないと思うので注意してください。
シューズ総評
アッパー、ミッドソール、アウトソールと分解して見てみるとそれぞれに良い出来上がりになっていると思います。
ただ、シューズを俯瞰で見た際の
・シューズの幅
・シューズの重量
・シューズの硬さ(前足部の屈曲性の硬さ)
はかなり履く人を選ぶのかなと感じました。
話題性だけで手を出すと良くはないと思うので、しっかり試し履きはしてみてください。