アトランタ・ホークスのエース、トレイ・ヤングの足元を支えるこのシューズは、軽快なプレーを支えるために軽量性・フィット性に重きが置かれています。
今回はトレイ・ヤングのシグニチャー第2段モデルの「トレイ・ヤング 2.0」を紹介していきます。
前作のレビューはコチラ
シューズの概要紹介
他の追随を許さない俊敏さで、現代のポイントガードの基準を上げたトレイ・ヤング。彼のシグネチャーであるアディダス バスケットボールシューズと共に、新たな道を切り拓いてきた。シューレースを省いたデザインが足を包み込んで、ホールド感をもたらす。また、BOOSTフォームをヒールに搭載したLightstrikeミッドソールが、着地時の衝撃を吸収し、爆発的な瞬発力の蹴り出しをサポートする。コートを支配し、シュートを決める準備は万端。(adidas公式サイト)
#TRAE2 is built for the limitless game, with a knit upper for adaptive fit and a combination of boost and lightstrike cushioning for a mix of lightweight responsiveness and comfort.
— adidas Basketball (@adidasHoops) November 9, 2022
Available now. @theTraeyoung pic.twitter.com/ojfbnZ63C3
シューズ のスペック紹介
品 番 : H06477・H06479
ラスト : グローバルラスト
価 格:17,600 円(税込)
サイズ : 24.5 – 31.0 cm
重 量 : 400 g(26.0cm)
アッパー : SCK360ニットアッパー
アッパーは編み込まれたニット素材のアッパーを採用しています。
フィット感が高くてもアッパーの素材が柔らかいので窮屈感を感じることがありません。
アシックスのグライドノヴァ2に似ている印象です。
前足部分はシューレースがなく、中足部から上だけ縛るようなすっきりとした作りになっています。
シューズの内側(ライニング)も通気性の良い素材になっているので、快適にシューズを履き続けることができます。
ミッドソール(クッション材) : Lightstrike + Boost
ライトストライクのミッドソールにブーストフォームを重ね合わせた、アディダスの定番のパターンです。
軽量なライトストライクが足の快適さをサポートし、ブーストによって爆発的な反発力を提供してくれます。
反発性や衝撃吸収性、シューズの重量などバランスの良い作りになっていると思います。
アウトソール : ラバーアウトソール ・フレックスグルーブ
アウトソールの素材は一般的なラバー素材を使用。
前足部の蹴り出し・着地や、かかと部分の着地など、垂直に力がかかる部分には同心円状の意匠、サイド部分にはヘリンボーンパターンを配置しています。
フレックスグルーブ(前足部分の屈曲溝)を採用することで、前足部分に柔軟性が生まれるようになっています。
シューズ総評
アディダスと契約をしてから、かなり独特な形状のシューズを発売している印象があります。
シューレースが嫌いなのか、前回のモデルに引き続きシューレースが少ない作りになっています。
これが一概に突飛なアイデアかというと意外とそうでもありません。
シューレースを結ぶ際は、前足部分よりも足首に近い部分の方をしっかりと締めないといけません。
前足部分はシューレースというよりも、アッパーがしっかりフィットしていることの方が重要です。
なので、前足部分がフィットしているならシューレースはこのくらいでも問題ないかなと個人的には思います。
前足部分のサイズ感が合っていることが前提なので、サイズ選びは慎重にしていただきたいです。
それ以外のシューズの機能的にはオススメできるレベルだと思います。
(追記)試し履きレビュー
シューズが手に入ったので、試し履きをしてみました。
アッパーも柔らかく、フィット感ももちろん良いので履き心地は申し分ないシューズになっています。
履き口から全体が柔らかくなっていますが、かかと部分もしっかりフィットするのでローカットでもかかとが抜けるかんじはありませんでした。
「1」の頃よりも若干重たいかな、と思いましたが、気になるレベルではありませんでした。
ただ唯一の不満を言うと、シューレースホールのパーツが固くて足の変なところに当たって痛かったのがもったいない点かなと思いました。
シューレースホールの強度を保つために止むを得ないのかもしれませんが、みなさんも履いて確かめてみてください。