高速化するバスケットボールに対応するスピードコンセプトモデル
スピードを持ち味にする選手をさらに加速させるスピードモデルのシューズが「ゲルバースト」シリーズです。
縦方向へのスピードを追求するプレイヤーに履いてもらいたいシューズです。
前作のレビューはこちら
シューズの概要紹介
中足部から前方向に伸びるトラスティックが、ダッシュ時に反発性を発揮し、プレーヤーの加速をサポート。かかと部には樹脂製のヒールカウンターを配置。ホールド性を高め、スピードにのったプレー中のかかと部のブレを抑制。前モデルよりもやわらかな履き心地のメッシュと必要最小限の補強にアップデートすることで軽量化も追求。(アシックス公式サイト)
反発性、安定性、軽量性などシューズの機能はいつくかありますが、全体的にバランスの良いと感じるのがこのゲルバーストシリーズです。
シューズの軽さを重視するプレーヤーは多いですが、シューズが軽すぎるとクッション性が弱かったり、安定性が弱かったりというのが一般的に言うことができます。
ゲルバーストのシリーズは全体のバランスがよいので性別・年代関係なく履くことができます。
特に今作は軽量化もされているので、下のカテゴリーのプレーヤーにも履きやすくなっていると思います。
それではスペックを見ていきましょう。
シューズ のスペック紹介
品 番 : 1063A081.100/1063A082.100(ワイドモデル)
ラスト : レギュラー・ワイド
価 格: 18,150 円(税込)
サイズ : 23.5 – 31.0 cm
重 量 : 325 g(26.0cm)
アッパー : メッシュアッパー
前作よりも軽量な素材を使用していることで足あたりがよくなり、フィット性と軽量性を両立しています。
アッパーは軽量化されていますが、ゲルバースト特有の安定性は損なわぬようになっているところがポイント。
かかと部分には樹脂製のヒールカウンターを設置しています。
かかと部分をしっかりホールドすることでブレを抑制し、スピードにのったプレーをサポートしてくれます。
また、ヒールパーツも最小限の大きさに抑えることでシューズの軽量化にもつながっています。
ミッドソール(クッション材) : FLYTE FOAM ・GEL
ミッドソールには軽量性かつ反発性のあるアシックス独自の素材「フライトフォーム」を使用しています。
かかとには内部にクッション材のゲルを搭載することで、ジャンプの着地などかかとにかかる衝撃を緩和してくれます。
またゲルバーストの大きな特徴としては、中足部から前足部に伸びる大きなトラスティックがあげられます。
このトラスティックがあることで安定することはもちろんですが、このプレートが反発することで前方向への推進力を生むことができます。
それによって縦方向へスピードを生かしたいプレイヤーの足元を支えてくれます。
アウトソール : N.Cラバー
アウトソールはグリップ性に定評のある エヌ・シー・ラバーを引き続き採用しています。
前足部の屈曲性を追求しており、蹴り出しやすいパターンで彫られています。
意匠が細かくなっていることでよりステップが安定するようになっています。
「28」と「27」を比較すると以下のようになっています。
試し履きチェック
試し履きをしてみました。
前作同様、通常のモデルですがカットはかなり低めになっておりほぼローカットのシューズとなっています。
実寸+1.0cmでは若干大きく感じるくらいの履き心地です。
今回は軽量化されているものの、バーストならではのしっかり感もあります。
しっかりと地面を蹴ってプレーできる安定感はありますが、前足部のクッションはそれほどないので、跳ねるような反発・クッションが好きな方はちょっと物足りない印象を受けるかもしれません。
シューズ総評
いかがでしたでしょうか?
アシックスのバスケットボールシューズと言えばこの「ゲルバースト」と「ゲルフープ」の2本柱でした。
ただ、グライドノヴァやアンプレアルスなど新しくでてきたシューズによってゲルバーストの人気に陰りがでてきてしまっているのが現実です。
しかし個人的にはゲルバーストが最も全体のバランスが良いバスケットボールシューズだと思っています。
特に学生さんに履いてもらいたいバッシュの一つです。
ゲルフープは軽くて動きやすいシューズですが、軽いが故にクッション性や安定性が弱めという弱点があります。
ゲルバーストの方が多少重みがあり前足部の硬さがでてしまいますが、その分プレーの安定度が増して思い切ったプレーが可能になります。
よりパフォーマンスを上げてくれるシューズだと思うので、ぜひ試してみてください。
みなさんのシューズ選びの参考になれば幸いです。
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