このブログで「自分に合ったシューズ」の選び方を紹介していますが、今回はその中のひとつの要素である「シューズの重さ」に関して書いていきます。
お店で接客をしている中でも、「軽いシューズどれですか?」と聞かれることはよくあります。
「軽い方が動きやすくて楽」という意見が多いように思います。
シューズが軽いことでのメリットもありますが、もちろんデメリットもあります。
そのデメリットをしっかりと見極めて自分に合ったシューズを見つけてください。
シューズの重さはどうやって決まってくるのか?
そもそもシューズの重さとは何によって決まってくるのでしょうか?
「軽い」ということだけにフォーカスすると、究極に軽いシューズは「裸足(何も履かない)」です。
でも何も履かないでプレーすることは考えられないですよね。
なぜシューズを履くかというと、
・履く人の足を障害(ケガ)から防ぐ
・履く人の力を100%発揮させてあげる
という理由があげられます。
バスケをする上で、走る時、ジャンプの着地の際に足に衝撃がかかります。その衝撃を和らげるためにはクッションのような柔らかい素材が必要です(ミッドソールやクッション材がこの役割を果たします)
また、切り返しの動作をした際には、しっかり止まれるように滑り止めの素材が必要です。(アウトソールがこの役割を果たします)
裸足では止まることができず、滑ってしまいますよね。
上記のような理由で足を守るためのパーツ、力を出すためのパーツがシューズには必要です。
そのパーツの合計が、シューズの重さということです。
シューズの各パーツの役割・解説は別記事にて詳しく説明します。(記事作成中)
そのため、基本的に考えると「軽いシューズ=足を守る機能が少ない(=やわらかい)」ということができます。
逆にいうと「足を守る機能がたくさんついている=重たいシューズ(=硬い・しっかりしている)」となります。
(一部例外もありますが、ほとんどが上の通りと考えてもらって大丈夫です)
なので、各メーカーはシューズを構成するパーツ(主にクッション材)で、いかに軽く、クッション性(反発性・衝撃吸収性)のあるものを開発できるかの競争になっているのですね。
ただ注意をしていただきたいのが、足を守る機能が多く付いているからそれが良いとは言えないことです。
体が小さくて、線の細いプレーヤーが重くて硬いシューズを履いてしまうことは良いことではありません。
逆に、男性プレーヤーに多いですが、いつまでも軽いシューズだけを履いているとプレーに安定感が出ないほかに、シューズが壊れてしまうリスクも伴います。
「あなたにとってどの硬さ(どの重さ)、どれだけの機能のついたシューズを選ぶべきなのか」をしっかり判断しないとプレーの向上につながりません。
重さ、硬さの目安はどう判断するべきか?
重さ、硬さの判断には実際に試し履きをすることが必須です。
試し履きをしてその際の目安となることを書いておきますので、参考にしてください。
実際に履いてみて重さを判断する
シューズの重さは「履いてみて」判断をするべきです。
このブログでもシューズ自体の重さを表記するようにしていますが、シューズの重さというのは履いてみないと意味がありません。
シューズ自体の重さがあっても足にフィットしていれば軽く感じます。
逆に、シューズ自体が軽くても、足にフィットしていないと重く感じてしまいます。
足にフィットしている(足とシューズに極力隙間がない)状態で重く感じるようであれば、それは避けたほうがよいかもしれません。
前足部を曲げて、しっかりと地面を蹴られるか判断する
シューズを履いてみて、今度は走るときのように地面を蹴ってみましょう。
その際に無理なく前足部を曲げて蹴られるようなシューズなのかを確認しましょう。
無理なく地面を蹴られるようなシューズじゃないと、動きづらくなることはもちろん、シューズのグリップも効かせることができなくなってしまうので注意をしてください。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
接客の中で比較的聞かれることの多い「軽いシューズ」について解説をしました。
質問や疑問点がありましたら、コメント欄にてお問い合わせください。
シューズ選びの参考にしていただけたら幸いです。
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