ヤニスの7作目となるNikeシグネチャーシューズは、彼の代名詞であるユーロステップに大きなインスピレーションを得ています。爆発的なカット、スタート、ストップと左右の動きに必要なトラクションとホールド感を重視しています。
(引用 : https://about.nike.com/ja/newsroom/releases/the-nike-giannis-freak-7-is-built-for-the-hardest-working-hoopers)
前作のレビューはコチラ
シューズの概要紹介
夢中。 がむしゃら。 ひたむき。 ヤニス フリーク 7は、朝早く起き、決してあきらめず、プレーをレベルアップさせるために努力する人のためのアイテム。 軽量で、優れた反発力と驚異的なトラクションを備えた、流れるようなデザイン。誰もが内に秘めた一流のバスケットボールプレーヤーの力を解き放てるよう、ヤニスとNikeがゼロから改良したシグネチャーシューズです。 耐久性抜群のアウトソールが、屋外コートで優れたトラクションを発揮します。(ナイキ公式サイト)

(引用 : https://about.nike.com/ja/newsroom/releases/the-nike-giannis-freak-7-is-built-for-the-hardest-working-hoopers)
シューズ のスペック紹介
品 番 : HF3451
ラスト : EPラスト(アジアラスト)
価 格: 13,530 円(税込)
サイズ : 23.0 -31.0 cm
重 量 : 390 g(27.0cm)
アッパー : 合成繊維+合成樹脂
アッパーは柔らかい合成繊維素材を使用しています。
比較的幅は広く設計されているので、アッパー素材も相まって足入れをしやすい作りになっています。
合成樹脂によってサイドパーツも搭載されているので、ステップワークの際の安定性も供給してくれます。
フリークの象徴である、逆のスウィッシュロゴも健在です。
ミッドソール(クッション材) : Cushlon 3.0
ミッドソールにはフルレングスでクシュロン3.0が使われています。
今までは前脚部分(フォアフット)にズームエアが搭載されていましたら、今回はそれが除かれています。
クシュロンの柔らかな履き心地は感じられるものの、今までのようなフォアフットの反発性はあまり感じられません。
ズームエアのクッション性を担保するためか、ミッドソールは厚めに設計されているためシューズの重さも感じます。
その点はちょっとマイナス点でしょうか。
アウトソール : ラバーソール
アウトソールには一般的なラバーソールを使用しています。
内側と外側で違ったパターンを採用し、多方向へのグリップを実現しています。
PFモデルはXDRを採用していることで、屋外でのコートでも使用可能シューズになっています。
試し履きチェック
試しに履いてみました。
EPラストで、もともとヤニスのシリーズは履きやすくできていることもあり実寸+1.0cmで十分に履くことができます。
ミッドソールにクシュロンが使われているのでふわふわとした履き心地で、衝撃吸収性は感じます。
ただ、ズームエアが入っていないので地面を蹴った際の反発力は弱めの印象です。
サイド部分の安定感もそこまで強くは感じませんでした。
あと、このシューズが発売され気になった部分は価格です。
前回のシューズよりも販売価格で2,000円近く下がっています。現状円安(2025.10現在)の状況を踏まえると、2,000円以上のインパクトはあります。
シューズの機能的にも、シグニチャーとテイクダウン(イモータリティ)の間くらいのクオリティになってしまっているような気もします。
ヤニスが貧しい生い立ちだったこともあり、「安く、多くの人の手に渡ってほしい」と考えていることもあり、この価格のシューズになっているのかもしれません。
こんなプレーヤーにオススメ
・体幹のしっかりしているプレイヤー
シューズ自体のクセがそれほどなく履きやすいシューズになっています。
ただ、ユーロステップをガンガン踏めるほどの安定感はないので、怪我をしやすいプレイヤーは注意をしてください。
怪我の不安がある方は、アシックスのアンプレアルスローなどを代わりに履くことをオススメします。
・それほど運動量が多くない、ファンプレーヤー
趣味でやっている程度でそれほどハードに動くことがないのであれば、履きやすいシューズなのでオススメできると思います。
カラーリングも豊かなので、気に入ったシューズを履いて楽しんでください。
シューズ総評
いかがでしたでしょうか?
今までフリークシリーズを履かれていた方にとっては少し残念なシューズになっているかもしれません。
気になった方は一度試し履きをしてみてください。
みなさんのシューズ選びの参考になれば幸いです。