アンテトクンポモデルのテイクダウン(機能を抑える代わりに、価格も抑えたシューズ)である、イモータリティの第2段です。
ヤニス自身が貧しい子供時代を経験したことから、価格を抑えて多くの人に履いてもらえるように、という思いもこもったシューズとなっています。
前作のレビューも併せて参考にしてください。
シューズの概要紹介
ヤニス イモータリティ 2は、偉大なバスケットボール選手をイメージしたシューズ。 どこでもプレーできる優れた耐久性を備えているため、試合中も練習中も自信を持ってドリブルできます。 このシューズを履けば、コートの新たな伝説になる準備は万全です。(NIKE公式サイト)
シューズ のスペック紹介
品 番 : DM0825
ラスト : グローバルラスト(細身)
価 格:9,900 円(税込)
サイズ : 23.0 – 30.0 cm
重 量 : 310 g(26.0cm)
アッパー : メッシュアッパー・ハーネスシステム
アッパーには軽量性で通気性の高いメッシュを採用しています。
そのため、練習中の汗でのムレを防いで快適にプレーを続けられます。
また、中足部のピンク色のハーネスが内蔵されています。これがシューレースと連動しておりフィット感が高まるようになっています。
前作と比べて改善されているポイントのひとつです。
グローバルラストで結構細身にできているので、フィット感を確かめる意味での試し履きは重要です。
さらにつま先部分は補強がされており、摩耗を防いでくれます。
ミッドソール(クッション材) : ファイロンミッドソール
ミッドソールの作りは前作とほどんど変わっていません。
ズームエアなどのクッション素材は入っていないので、クッション性には不安が残ります。
そのため、一般プレーヤーにはあまりオススメできません。
アウトソール : ラバーソール
アウトソールも前作とほとんど変わっていません。
定番のヘリンボーンパターン(山型パターン)を採用しています。
必要最低限のグリップは感じられると思います。
シューズレビュー
かかとチェック
かかとの収まりは悪くないですが、ヒールパーツなどはついておらず、姿勢を支えてくれるだけの安定感はありません。
シューズ自体もかなり軽量になっているため、安定感は弱めです。
その点に注意しましょう。
前足部屈曲性チェック
前足部分の屈曲性もあまり期待できません。
シューズのラストが細身でタイトなので、下手にサイズアップしてしまうと前足部分が変なところで曲がってしまい、シューズが壊れる原因となるのでサイズ選びは慎重に行いましょう。
試し履きチェック
上記してきたように軽量性が高いシューズなので確かに軽いです。
ただ、軽いということはクッション性が弱かったり、安定性がなかったり、足を守る機能が少ない、ということにつながってきます。
他のシューズと比べるとクッション性が弱いのはすぐ感じられると思います。
それとアッパー部分のハーネスですが、これがあることでフィット感が高まっているかというと…かなり微妙です。そこまで劇的な変化は感じられません。
軽くでしかプレーしないファンプレーヤーには良いかもしれませんが、真剣にプレーしている人には心許ないシューズだと思うのでオススメはできません。
機能を減らして価格を抑えているテイクダウンモデルなので、そのことを理解した上で購入を検討してみてください。
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